六角穴付き特殊ボルトの基礎知識をご紹介します。
六角穴付き特殊ボルトの構造や仕組みと、六角穴付きボルトを使用する際の困りごとや解決策などをお伝えしようと思います。
六角穴付き特殊ボルトってどんなボルト?
六角穴付き特殊ボルトとは、頭部の形状が円筒形で、そこに六角形の穴を開けたボルトのことで、特殊キャップボルトとも言います。六角穴付き特殊ボルトは他にも「キャップスクリュー(Cap screw)」、「ソケットスクリュー(Socket screw)」と呼ばれることもあります。 六角穴付き特殊ボルトは六角レンチを使用して締め付けをします。主に自動車部品などに使われています。
六角穴付き特殊ボルトの特徴は?
六角穴付き特殊ボルトの特徴としてはは、
●締め付けの力が強くできる。
●狭いスペースにも使える。
という2点が大きな特徴となります。 六角レンチで締め付けをするので穴を損傷しにくく、狭いスペースでも強く締めつけることができます。
六角穴付き特殊ボルトを使う際の注意点
六角穴付き特殊ボルトを使用する際の注意点としては、
●六角穴と六角レンチのサイズを合わせる
●ボルトを締め付ける方向に注意
六角穴付き特殊ボルトの六角穴にあったサイズの六角レンチを使ってください。サイズが合っていないとちゃんと締め付けられない場合があります。さらに穴をなめてしまう可能性もあります。 そして六角レンチの長い方を持ち右回しで締め付ます。抵抗が出てきたら短い方の先端に持ち替えて本締めを行います。
締め付ける方向を間違えてしまうと、ボルトの破損につながります。
六角穴付き特殊ボルトが外れなくなったら?
外れない原因としては、ボルトの錆びつきやボルトの頭がなめてレンチが効かないといったことが考えられます。 ボルトの錆びつきの場合は潤滑剤を使用してから緩めてみてください。 ボルトの頭がなめた場合は、貫通ドライバー等をボルトに当てハンマーで叩いたり専用のドライバーを利用することが考えられます。 ボルトが外れなくなった場合は原因に合わせた解決方法を選んでください。
六角穴付き特殊ボルトに関することはなんでもご相談ください。